家でもできる、
ガチおいしい紅茶の入れ方についてです。
美味しい紅茶を飲みたいなら、
茶葉の選ぶところからはじめましょう。
紅茶茶葉の種類もご紹介します。
あまり気張らず、
家で気軽に、紅茶をおいしく飲む為の
最低必要限の知識をお教えします。
お好みの茶葉の種類を知ろう、茶葉について
一般的な味の解説をしていきますが、茶葉は作物ですので、
取れた国の農園や、その年や季節によって
味も香りも、様々に異なります。
取れる季節によって茶葉は呼び方も変わり、
- 春摘み茶は、ファーストフラッシュ
- 夏は、セカンドフラッシュ
- 秋は、オータムナル
と呼ばれ、ファーストフラッシュの方が
色も味もしっかりでます。
解説を目安にして、
お好みの紅茶を見つけましょう!
インド
ダージリン
ダージリンは高地産のため水色は薄いが、
芳醇な香り(フルーティ)と、
きゅっとした渋み、が特徴です。
茶葉が大きく、しっかり蒸らして飲みたい。
色は薄いが、味はしっかりと、関西うどんのよう。
お湯の温度が少し低めの方が
おいしく頂けます。
農園ごとに味や香りが異なるため、
シーズンのお茶は茶園の名前が商品名となり、
それぞれ特徴のある味を楽しむ事ができます。
アッサム
とっても濃厚な味、酸味のある独特な香りがします。
ダージリンより、茶葉は細かい。
細かければ細かい程に、味、色、風味がしっかりでます。
コクがありミルクやお砂糖によくあい、
ロイヤルミルクティーの相性もバッチリです。
スリランカ
ティンブラ
一般的にはセイロンティーと呼ばれています。
明るい紅色または橙色で見た目も心地よく、
紅茶らしいとても奇麗な水色をしています。
バランスのとれた香りと味。
そして
程よい渋みがあり、
飲んだあと爽快感があります。
アレンジが効きやすいお茶なので、
レモンやミルクはもちろんのこと、
ジャムやハーブ(ミント・カモミール等)を
組み合わせて楽しむ事も出来ます。
ウバ
刺激的でさわやかな渋みがあり、
ウバフレーバーと呼ばれるメントール香があります。
この香りが強ければ強い程、良質な味わいがあり、
とてもすっきりするお茶です。
中国
キームン
スモーキーで芳醇(薔薇とか蘭とか)な香りが特徴で、
渋みも少なくストレートで飲みやすい紅茶です。
フレーバーを足す事で、アールグレイとしても楽しめます。
ケニヤ
ケニヤ
CTC製法でセイロンに似たコクと爽快な渋みが特徴です。
この製法は丸っこい茶葉が特徴で、加工されています。
ティーバックなどでよく使われるのも、CTC製法です。
クセは少なく飲みやすいお茶で、ミルクによく合います。
形状上煮だしのミルクティーなどにとてもよいです。
ケニヤで淹れるロイヤルミルクティーは
極上の一杯に仕上がります。
紅茶の入れ方
紅茶のゴールデンルール
このルールをしっかりと潜在意識の中のまで
刷り込ませてください。
- 新鮮で良質な茶葉を使用する
- 茶葉の量を正確に計る
- ティーポットやティーカップは温めておく
- 新鮮な水を使いよく沸騰した湯をつかう
- ポットの中でじっくり蒸らす
ガチおいしい紅茶の入れ方
それでは、詳しく解説していきます。
ここからは、繊細さも必要となってきます。
茶葉5gに対して、水300gが黄金比です。
※茶葉の大きさ(等級)や好みによって多少前後します。
OPは5g、BOPは3-5g等
紅茶の等級とは
紅茶の表示には等級があります。
等級とはいいますが、
茶葉の質は同じで、
大きさで分けられています。
OPやBOPなど見た事無いでしょうか?
OPはオレンジペコー
茶葉の形状が一番大きい物を指します。
一般的にオレンジペコーと称して販売されている物は、
OP等級の茶葉をブレンドして、
商品名にオレンジペコーと名付けたものです。
BOPはブロークンオレンジペコー
OPと同じ茶葉が細かくなったものをBOPと言います。
さらに細かくなった茶葉はOPBF(オレンジペコーファニングス)
最も茶葉が細かい状態はD(ダスト)
と呼んでいます。
ダストのD
位置づけ的にはDが一番下の等級ですが、
冒頭にも言ったように、茶葉の質は同じなので、
神経質になる必要も無いと思います。
ガチおいしい紅茶の入れ方、続き
話がそれてしまいましたが、
続けてまいりましょう。
まず、
やかんに汲みたての水(浄水器を通したもの)を入れ沸かします。
私は浄水器など高価な物は持ち合わせていないので、
ブリタの浄水器を愛用しています。
続いて、
ポット・カップにお湯を入れて温めます。
この一手間で、紅茶の味が安定します。
つぎに、茶葉を計ります。
わざわざ紅茶の為に、軽量器を買いました。
0.1g単位で量れて、ゼロ表示もできる優れもの。
先ほど用意したお湯が沸騰したら
温めていたポットの湯を捨てます。
そして、茶葉を入れて、
すばやく湯を注ぎ入れます。
ティーコージーをかぶせたり、
火の近くに置き保温します。じっくり蒸らします。
蒸らす時間も茶葉の大きさや好みによって変わりますが、
5分までにとどめておきましょう。
ふたを開けスプーンでひとまぜし味を均一にします。
茶葉をこしながら、温めておいたカップに注ぎ入れます。
あとはお好みでレモンか、ミルクを。
イギリスに滞在した時に頂いたミルクティーは
カップに先にミルクを入れておき、
後から紅茶を注ぐという手順でした。
紅茶にミルクを注ぐのと、
ミルクに紅茶を注ぐのと、
味の違いはわかりませんが、ぜひお試しあれ!