毎年夏の恒例事業となった富士登山。
富士山に登ったことあるという話をするたびに「自分も登りたい!」
という要望を受けていたので、仲間を集い行ってきました。

メンバー編成としては
経験者男性2名、未経験男性3名、未経験女性2名
この総勢7名での富士山登山へ挑戦です。

富士山ご来光

富士山登山で初心者が最も注意すべきこと

富士登山で最も気をつけるべきことは「高山病」
気圧が薄くなることで頭痛や吐き気がします。
一度、高山病になってしまうと下山するまで回復は難しくなります。
登山初心者ばかりということで、体を高度に慣らすため山小屋に一泊しました。

今回は富士宮ルートと呼ばれる富士山の南、静岡側からアタックするルート。
宿泊するのは8合目の池田館をチョイス。
ここは富士宮口ルートでは唯一の診療所がある山小屋で、
もし、体調が悪くなることがあっても、医師の診断のもと正しい判断と行動がとれます。

富士山山小屋

過去の経験によると、9合目を超えたあたりから、めまいや吐き気がする、頭がいたい。
という症状を何度となく聞き、時には2〜3人分の荷物を担いで登頂したこともありました。

幸い、私自身はそこまで体調を崩したことはないのですが、
すぐに息が上がったりと、空気の薄さや気圧の変化は体で感じるようにはなります。

今回は総勢7人。なんかあったらさすがに一人でそんなに荷物はもたれへんで!
ということで、富士宮ルートで唯一、診療所が併設されている山小屋の池田館をチョイス。
万が一途中リタイヤしても診療所で休ませてもらえるので精神的にも安心できます。

山小屋は事前予約しておかないと泊まれないので、
必ず予約してから行くようにしてください。

富士山山小屋
⇒富士山八合目表口 池田館

夏でも富士山頂付近では凍死します

次に注意するべき点は天候への対策。
8合目の山小屋に一泊とは言っても出発時刻は深夜2時頃。
約3000メートルでの気温は真夏でも平均5度。

気温だけみますと、東京での真冬と同じくらいの温度ですが、
天気がいい日でも強烈な風が吹いてます。

短時間であれば問題ありませんが、数十分も冷気にさらされると
低体温症になる可能性があります。

そんな中で、毎年のように海外から来た方が野宿をし、凍死するという事故が起きています。
富士山頂付近ではテント泊や野宿は禁止とされているのですが、来訪者は知らなかったのでしょう。
過去に私が登った日に、山頂で凍死している方がおられました。

甘く見ていると命の危険にさらされます。
防寒対策はもちろん、雨対策も万全で臨む。

富士山の服装

最低限これだけは必要!
と思う登山ウエアやシューズ、荷物についてはこの記事の最後にご紹介しています。

富士山登山に用意すべき服装と持ち物

富士宮ルート登山の時間配分を把握する

初めての登山となると、意識したいところはペース配分。
先の動きがみえていないと、精神的にも体力的不安を感じることになります。
細かいことまで言うと、食事や水分補給のタイミングも頭の隅には入れておきたいですね。

先に今回私が考えたプランのタイムスケジュールを箇条書きで残しておきます。
旅の参考にしてください。

こちらは東京から新幹線とバスを利用して
富士宮ルートで登った時のタイムスケジュールです。

東京から新幹線とバスを利用した富士宮ルートタイムスケジュール

1日目

初心者富士山登山

  • 6時30 : 東京駅集合
  • 6時56 : 東京駅発、新富士行き新幹線こだま
  • 8時06 : 新富士駅到着
  • 8時25 : 新富士発、富士宮口五合目行きのシャトルバス
  • 9時05 : 富士山本宮浅間大社お参り(「湧玉の池」で10分間休憩)
  • 10時30 : 富士宮口5合目到着
  • 11時30 : 登頂開始
  • 12時00 : 6合目山小屋で昼食
  • 13時15 : 6合目出発
  • 17時00 : 8合目山小屋池田館到着
  • 18時00 : 夕食
  • 20時00 : 就寝

2日目

影富士

  • 1時00 : 起床
  • 2時00 : 山小屋出発
  • 4時30 : 富士山頂到着
  • 4時50 : ご来光〜朝食(お弁当)
  • 5時30 : 浅間大社奥お参り
  • 6時00 : 富士山頂お鉢めぐり
  • 6時20 : 剣ヶ峰
  • 7時00 : 久須志神社お参り
  • 8時00 : 富士宮口下山開始
  • 10時30 : 富士宮口五合目
  • 11時00 : 新富士駅行きのシャトルバス
  • 12時47 : 新富士駅到着
  • 13時09 : 新富士発新幹線こだま
  • 14時16 : 東京駅到着

上記の他にも新宿〜富士山五合目(富士スバルライン)の高速バスもあります。
その場合は吉田ルートでの登山になります。

東京発、富士宮ルート登山解説

それでは、実際に富士山に登った時の様子を
順を追って解説していきたいと思います。

東京駅から富士山五合目まで

6時30分に東京駅に集合。
7時発の新幹線に乗り、新富士駅で下車。
新富士駅からはシャトルバスで富士山富士宮口五合目まで。

⇒富士急行バス

途中、「湧玉の池」バス停で10分間休憩があり、
富士山本宮浅間大社へお参り。
ここで御朱印をいただき、安全祈願を。
急ぎ足で行っても時間ギリギリで、バスの運転手さんに注意されてしまいました。
ごめんなさい。。。。

富士山本宮浅間大社 富士山本宮浅間大社の御朱印

富士宮ルート五合目〜八合目

10時半ころには五合目に到着。標高2400メートル。
肌寒さは感じても、まだ体感的に気圧の変化は感じませんが、
ここらで体を慣らすために、トイレにいったり、
周囲を散歩しながら、記念撮影をしたり。

富士山登山

五合目にはレストハウスがあるので、昼食をとることも可能です。
しかし、私は昼食はあえて6合目の山小屋で取ることにしています。

五合目から六合目まで約30分ほど。
少し体を動かして休憩を取れるので、体を慣らす意味でも
6合目での昼食はベストな選択と考えています。

山小屋雲海荘

山小屋雲海荘

また、この時の昼食は消化にいいものを選んでおくと安心ですね。
ちなみに今夜泊まる山小屋での夕食はカレーしかありません。

雲海荘

初日の目標である8合目の池田館への到着予定は17時。
6合目から8合目までの登山目安時間は約3時間です。

13時に6合目を出発すれば時間には十分に余裕もあり、
ゆっくり時間をかけて登ることで体への負担も抑えることができます。

ポケットに飴ちゃんやチョコを忍ばせておいて、
ちょいちょい口に入れると、エネルギー補充もできます。

また、こまめな水分補給も高山病予防に効果があります。
6合目を出発してから8合目につくまでに、
500mmのペットボトルを飲みきるくらいはこまめに飲みましょう。

富士山八合目

8合目まできますと、あきらかに体の異変を感じられます。
普段からあまり体を動かしていない人であれば、
鈍い頭痛を感じたり、息苦しい、体がダルイ。
などの症状が出ることもあり、かなり体力を消耗するかもしれません。
この程度の軽い症状であれば、山小屋で一泊することで体が慣れるので症状は治まります。

体にむくみを感じたら、脱水症状です。
たっぷりの水分をとって体を休めましょう。

もし、このペースをもってして一泊しても、症状がおさまらない、
または吐きげめまいを伴う頭痛がするなど高山病の症状がでてしまう、
ということになりますと、無理して頂上までいくことは諦めたほうがいいでしょう。
これだけゆっくりのペースは潔く諦めるための判断基準でもあります。

夜のおやつにと新富士駅で買ってきたうなぎパイがパンパンにふくれていました(笑)
これほどの気圧の変化が起こっている中、体への負担は相当なものだと思い知らされます。

富士山での気圧

八合目、山小屋池田館

山小屋に到着時点でかなり疲れを感じているはずです。
暖を取り食事をして、なるべく寝ます。
何度も言いますが、意識的な水分補給も忘れずに。

池田館ですと、18時に食事、20時消灯、1時起床。
となっていました。

山小屋の夕食

夕食はカレーにお茶。
冷えた体に温かいお茶が染み入ります。
山小屋の売店にて多少の食べ物やお菓子、ペットボトルの水は購入できます。
ここまでに食料や水がなくなっていたら、買い足しておいたほうがいいでしょう。
ちなみに500mmペットボトルの水が500円です。
地上の5倍の値段です。。。。

朝食セットプランもあるので、少しでも荷物を少なくしたいのであれば
山小屋予約の時点で、朝食込で予約しましょう。
朝食はパンと牛乳パックです。

1時に起床し、準備を整えますと、2時を目安に出発です。
ご来光の予定時間にあわせて、ゆっくり時間をかけて山頂をめざします。
出発前のトイレは忘れずに済ましておくようにしましょう。

山小屋池田館

山小屋池田館

ここからは寒さも厳しくなり、天候が不安定になってきます。
雨が降っていなくても、防寒具としてカッパを着ていくことで、
突然の雨でも気にせずに登頂することができます。

深夜の登山はヘッドライトを使用していても暗く、
雨が降り出したからと言ってすぐにカッパを着れる状態とはかぎりません。
山小屋からカッパ着用での出発をおすすめします。

八合目の月明かり
山小屋からの景色です。

八合目から山頂へ

八合目から山頂までは、体力的に余裕があるからといって、早く登ることはおすすめできません。
早く頂上についても、周囲には何もありません(笑)
真っ暗で氷点下のなか、強風にさらされてご来光を待つことになります。

私が富士登山で一番つらいと感じるのは、
山頂で、じっとしてご来光をまつ時間。

山頂を目指して歩いている時は体温も上がりそこまでの寒さは感じません。
しかし、山頂では天気が良くても風がつよく、
動かずじっと止まっているとみるみるうちに体温がうばわれます。

以前、あまりに天気がわるく吹雪いている日に、写真を取ろうと携帯をとりだしたら
バッテリーエラーと表示されうごきませんでした。
リチウムイオンバッテリーは氷点下に弱いので、
携帯が冷えすぎたようです(笑)

富士山九合目

山小屋を出発してからは日常ではなかなか味わうことのない環境がまっています。
空気はうすく、すぐ息切れを感じると思います。
また、昼間とは違い、真っ暗の中をヘッドライトだけで登っていくことになるので、
足元に気を取られるなどで、思った以上に体力を消耗することになります。
これで雨でもふろうものなら、視界は真っ白になり、数メートルさきですら見えなくなります。

しかし、安心してください。遭難などの危険はありません。
登山道はしっかりと確保されており、周囲にはだれかしら、登山客がいます。
日によっては山頂付近で登山渋滞が起きるほどです。

富士山登山渋滞

道がわからず遭難するという心配もありませんし、
しっかりと防寒対策をしていけば、命の危険はありません。

自分の体と相談しながらゆっくり登っても、
日の出の時間には十分に山頂にたどりつける距離です。

ついに富士山、山頂へ

登り続けること2時間ちょっと。
登山道が狭くなり、人がすれ違うのがやっとな程になってきます。
そうなると登山渋滞が起こる可能性も。
日程によりますが、盆休み期間の一週間あたりが登山客がピークを迎え、
例年、登山渋滞が発生するようです。
そして、鳥居が見えてきたらもう間もなく山頂です。

富士山頂鳥居

山頂ではご来光待ちの人で溢れかえっていることでしょう(笑)
4時半ころに到着するのが理想ですが、私の場合、のんびり登っても4時ころ到着してしまい、
山頂でご来光待ちをすることが多くなります。

富士山ご来光待ち

山頂には売店(宿泊施設)と神社(富士山頂上浅間大社奥宮)がありますが、
営業開始は5時からとなってますので、開店時間までは雨風をしのいで暖を採れる場所が有りません。
天候がよければまだ救いですが、天気が良くても風が強く、立っているのが精一杯ということも。
雨風が強い日は売店の入り口にへばりついて、ご来光まで雨風を必死で凌ぐ光景が見られます。

日がのぼってきましたら気温もあがり、雲が晴れることが多くあります。
あまりの寒さと疲労で身の危険を感じたら、下山するもよし。
まだ体力に全然余裕があるというのであれば、ご来光を待つもよし。
そこはご自身の体調と相談して的確な判断をしていただきたいです。

運良く天気がよければ、ご来光が見られます。
太陽が見えた瞬間、登山客が一斉に「おお〜〜」と拍手をするのは
何度居合わせても感慨深いものがあります。

富士山ご来光待ち

無事にご来光を拝みましたら、次にやっておきたいことがあります。
それは神社(富士山頂上浅間大社奥宮)のお参りです。
富士山頂の神社をお参りし、御朱印をもらう。
豪華な御朱印(有料)が何種類か有り書いていただくことができます。
これも一つの醍醐味ですね。

こちらの神社も5時にオープンします。
ご来光を見た後に神社に行くと、すでに参拝行列ができているかと思います。

富士山頂神社

この神社でもらう御朱印と販売している御朱印帳、お守りは、
7月〜9月の開山時に富士山頂まで来た人にしか買えないかなりの限定レアグッズ。
一生の記念やお土産に買って帰りたい一つであります。

富士山頂神社限定

富士山頂、お鉢巡り

さて、ご来光を拝み、神社を参拝、御朱印をいただいたら、日本最高峰地点を目指します。
富士山の山頂に到着したからといっても、到着地点が最高地点ではありません。
日本最高地点は、剣ヶ峰ということろになります。

富士山の山頂には火山の噴火口があり、火口の周りを一周することがお鉢巡りと呼ばれています。
日本最高峰地点の剣ヶ峰はこのお鉢巡りの途中にあります。

日本最高峰剣ヶ峰

とは言っても、お鉢巡り一周は約2時間くらいかかります。
ここまでくると体力的にも精神的にも苦しい状態かもしれません。

神社(富士山頂上浅間大社奥宮)から剣ヶ峰までは約15分くらいで到達できます。
お鉢巡りまではしなくても、剣ヶ峰まで行って引き返すくらいは頑張ってみたいですね。

日本最高峰剣ヶ峰

富士山お鉢巡り

富士山お鉢巡り

富士宮ルートからお鉢巡りをほぼ半周した地点には、
北側の登山ルート、吉田須走ルートがあります。
こちらのルートの頂上にも山小屋の山口屋と神社があり、この久須志神社でも御朱印がもらえます。
せっかくでしたら、富士山頂上浅間大社奥宮と久須志神社の御朱印を頂きたいところです。

富士山頂神社の御朱印

こちらは久須志神社からの眺めです。

須走口ルート山頂

須走口ルート山頂

下山時の注意

長かった富士山登山もあとは下山を残すのみ。
体力の消耗しきった今、ここからが踏ん張りどころです。

とはいっても、あまり早く下山してもシャトルバスの時間まで持て余します。
各山小屋で休みながら、ゆっくり時間をかけての下山をおすすめします。

登山の時もそうですが、疲れを感じたから休憩する、ではなく、
疲れを感じていないくても定期的に休憩し、水分補給をすること。
その方が体への負担も軽くなります。

富士山下山時の注意

また、下山時のほうが、腰や膝への負担が大きくなります。
勢いで降っていくのではなく、一歩一歩、足の裏全体が
地面に確実に着くように踏みしめてあるきます。

下山に関してはつま先やかかとから地面につける歩き方をすると
爪を痛めたり、足首、膝、腰など関節も痛めやすくなります。

富士山下山時の注意

標高が低くなるにつれ、こころなしか元気も取り戻してきます。
景色を眺めながらゆっくり時間をかけて下山しましょう。

無事のお帰りをお待ちしております!

初心者の富士登山

富士山登山に用意すべき服装と持ち物

何度か富士山に登った経験から最低限これだけは絶対に必要!
と思うものだけをピックアップしてみました。
荷物と心は軽く、体と財布に優しいベストチョイスです。

まず最初に一番重要なもの。それはザック。
ザックとは登山用のリュックサックのことです。

ザックと普通のリュックサックとの違いは
ベルト調整ができたり、ヒップベルトがついてる、など
多くの機能が備わっているところ。
写真で見比べてみると一目瞭然です。

ザックとリュックの違い

上の写真左がザックと呼ばれる登山用のリュックサック。
肩掛けベルトの上下に調整ベルト(ショルダースタビライザー)があったり、
胸の部分にもベルト(チェストベルト)がついています。

一番の違いの特徴はヒップベルトがついていることです。
リュックの重量の8割をヒップベルトで支えると言っても過言では有りません。

このように、自分の体に合わせて細かい調整ができるので、
体への負担や疲労を軽減させる効果もあります。

普通のリュックサックでも登れなくはないですが、
重量以上の重さを感じたり、腰や背中への負担も大きくなります。

おそらく、ザックが一番コストがかかる部分かと思います。
これから買う予定なら登山専門店などでプロに相談することをおすすめします。

また、レンタルするのも一つの方法です。
ザックと登山靴の2つがコストがかかります。
これらをレンタルで済ますと安い費用で抑えることもできます。

体力には自信あるからなんでもいいぜ!というのでしたら、
ザックカバーだけでも用意しましょう。

ザックカバーとはリュック用のカッパです。
リュックをまるごと覆うことで雨から守ります。
安いものですと数百円からあります。

ザックカバー

富士山登頂の成功はザック選びにかかっている

さて、本題にもどり、ザックの選び方ですが、
サイズは30〜40Lがおすすめ。
富士山一泊でしたら、これがちょういどいい大きさです。

私が使用しているザックは
カリマーのリッジ40ミディアムというものです。

登山用ザック

富士山を安心して登りきるための服装

動きやすい服装はもちろんですが、
スポーツウエアの上下があれば十分。
なければ速乾性素材の普段着でも問題ないです。
私は普段から着ているユニクロで登っています。

気をつけないといけないのは、綿などの素材。
ぬれると重くなるので辛いです。
とくにジーンズは地獄を見ますw

私はかなり甘くみててジーンズで登山したことが有りました。
濡れても着替えたらええわ。
程度に思っていたのですが、これが大きな間違い(笑)

水を含んだジーンズはむちゃくちゃ重いです。
たとえ服を着替えても持ち歩くのはつらい。

続いては、防寒着。
フリースとユニクロのダウン、厚手の靴下、
ネックウォーマー、ニット帽かイヤーマフラー。
これだけあれば安心。
私は防寒具に関してはすべてユニクロを用意してます。

登山防寒具

登山を楽しむには足回りを強くするべき

最後に靴。
これは登山用の防水のもの(トレッキングシューズ)をおすすめします。
普通のスニーカーでも登るだけなら支障はありません。
しかし、足元が濡れて冷えると。。。相当つらいです。

私は10年ほどスニーカーで登山をしていましたが、
2016年に、屋久島でトレッキングした時に
初めてトレッキングシューズを履き、衝撃を受けました。

雨でもぬかるみでも靴の中が全然ぬれない、
まったく冷えない、足元がぜんぜん寒くない!
それ以降の登山はトレッキングシューズを履いています。

富士山登山のトレッキングシューズ

私が購入したのは
ダハシュタインガイスベルクです。

お店の人に勧められるままに購入しました(笑
登山に慣れてない方はくるぶしがあるタイプのブーツがいいと言われました。
足首を固定できるため、疲れにくいとのことでした。

さらに、サイズはワンサイズ大きめを買うようにも言われました。
厚手の靴下を履いて調整するのだと。

実際に履いてみてスニーカーと比べてみますと、
確かに足首が固定されている方が疲れにくいし、安定します。

特に下山の際の疲労が軽いのが体感でわかるほど違います。
下山時の注意にも記しましたが、足首が固定されることによって、足の裏全体が着地する動きになるので、
自然と体をまもるような歩き方にもなります。

トレッキングシューズは1万円くらいから買えますが、
今後あまり使わないし、わざわざ買うのは大層やと言うのでしたら、
レンタルという選択肢もありですね。

富士山五合目で受取り・返却もできる
山道具レンタル屋さんもあります。

山道具レンタル

https://www.yamarent.com/

もちろん、スニーカでも問題ありません。
ただし、万全の対策は取りたいところです。
私は、靴下の上にビニール袋を履いてスニーカーをはいてた時期もありました。
雨が降っても足はぬれませんし、防寒効果もバッチリです。

また、トレッキングシューズを履くまで直近では、防寒防水靴下もはいていました。
ウエットスーツと同じ素材でつくられているので、濡れても全く寒く有りません。

最強の防寒防水靴下防寒ネオプレーンソックスです。

防寒防水手袋

ちなみに手袋も靴下と同じく防寒防水タイプを使用しています。
これはかなりのお気に入りで、もはや、寒いという概念がなくなるほどです。

しかし、トレッキングシューズを知ってしまった今となっては、
富士山の登山はスニーカーが相当に痛むのであまりおすすめはできません。

荷物をギリギリまで少なくしても安心のチョイス

レインウエアと手袋は必須です。
素手ではケガをする危険があるので、手袋も必ず使いましょう。 

先程少し紹介しましたが、手袋に関しても
この防寒防水タイプの手袋防水ネオプレーングローブ が最強です。

そして、ヘッドライトも必須です。
無いと真っ暗で歩けません。

乾電池式とUSB充電タイプがありますが、登山には電池式がおすすめです。
電池は切れてしまっても、予備さえあればその場で交換できますからね。

ヘッドライト

明るさは少なくても200ルーメンの明るさは欲しいところ。
私はジェントス230ルーメンを使用しましたが、
十分の明るさで電池も頂上までもちました。

着替え2着セット。
靴下、下着、肌着の着替えは最低2着分は持っていきたいところ。

  • 1着目は山小屋で着替える用。
  • 2着目は下山後に着替える用。

登山の着替え
天気が良ければ下山後は着替える事なく帰宅できるかもしれませんが、
悪天候で濡れてしまった場合、濡れたままではかなりつらい思いをします。

残りは、
ビニール袋、タオル、ウエットティッシュ、圧縮袋
そして現金。

これだけあれば万全やと思います。
山では現金しか使えないので無くなったら終わります。
当然、ATMなどもなく、カードも使えません。
最低でも2万円くらいは用意したほうが安心かと思います。

無駄をなくした荷造りでザックを最適化する

荷造りにはコツがあります。
ザックの底から使う頻度の低いものを入れる。です。

富士山登山に関しては、
山小屋に到着するまで使わないもの

の順番にザックに入れていきます。
まずは、着替え2着セットから。
1着ずつ、セットでビニール袋にいれてザックの一番底にいれます。

続いて、防寒着。
フリースとダウンなどですね。

次に、携帯充電器やモバイルバッテリー、ヘッドライト。

最後に、レインウエアと手袋、タオル。
これはいつでもすぐに取り出せるように一番最後にいれましょう。

サイドポケットには、ハンドタオル、ウエットティッシュ、飲み物。

私はさらに、スマホをケースにいれてネックストラップもつけていました。
普段はケースを着けずに使用していますが、落として壊れたらと思うと、
ビビって。。。登山中はケースを付けることにしました。

デジカメも首からぶら下げていたら途中にふられた雨で水没してました。
スマホ、デジカメ、バッテリー等の防水対策も万全で挑みましょう!

富士山登山前に参考にしたい情報サイトをまとめました

富士登山バス

富士山を発着するシャトルバス
富士登山バス

富士宮ルート山小屋

富士宮ルート八合目山小屋 池田館

富士山頂の天気

富士山頂の天気
てんきとくらす

日の出日の入りマップ

日の出日の入りマップ