東京で豆大福といえば、
必ずと言っていい程みみにするのが『群林堂』
開店前から行列ができるほどの人気店です。

それもそのはず。
郡林堂の豆大福は護国寺のお店でしか買うことができません。
百貨店や催事にも出店することはなく、
お取り寄せや予約も一切おこなわない徹底振り。

理由は1つ。
『出来たてを購入して頂くため』というお店のこだわりです。

昭和の文豪が御用達の豆大福

講談社の向かいに店を構えている事からも
吉川英治や三島由紀夫、松本清張といった作家への手みやげとして
長く愛され続けて来たという話をお店の人がインタビューで答えていました。

吉川英治はキング誌から吉川英治名義での作家デビューを果たし、
三島由紀夫は松本清張と共に江戸川乱歩全集の編集委員を勤めています。
どちらも講談社から出版されたものであることから、
護国寺は三人にとってゆかりがある土地のようです。

『群林堂』お取り寄せ予約

豆大福を並ばずに買う方法はあるのか

残念ながらありません。
開店時間の9:30にはすでに複数のお客さんが並んでいるのが常。
一時間もたたないうちに、長蛇の列ができ、
売り切れの閉店まで客足が途切れる事はありません。

ちなみに下の写真は平日9:30頃の店頭の様子です。

『群林堂』お取り寄せ予約

群林堂の閉店時間と定休日

お店の閉店時間は17時ですが、
豆大福は14時くらいにはいつも完売するようです。

日曜日が定休日となります。
平日の朝から並ぶとなると、かなりハードルが高く感じますが、
それだけの価値もあり、お土産でもっていくとかなり喜ばれる事はまちがいありません。

豆大福のお取り寄せ予約について

お店の意向から、お取り寄せや予約はやっておらず、
他に出店する事も一切ないとのこと。
護国寺のお店まで足を運んだ人だけが
その上品な味を楽しむことができます。

『群林堂』お取り寄せ予約

日持ちはどれくらいか

当日限り。
小豆や餅米などの、素材本来の味にこだわるがゆえに、
日持ちさせる為の添加物や人工甘味料などの不自然なものは使用していません。
自然なものしか使わないという徹底振り。

購入の翌日でも食べれなくはありませんが、
時間が経つにつれて、固くなり本来のおいしさは味わえません。

なぜ美味いのか、選ばれるその理由は天然のこだわり

『味の秘訣は素材を選び、その良さをひきだすこと』
と店主が取材にこたえていました。

十勝産えりも小豆、餅米は宮城産、赤えんどう豆は富良野産と、
国内産の厳選した材料にこだわりを感じます。

豆大福はどっしりとした重さがあり、
大きな赤えんどう豆をふんだんに使用して食べ応えのある食感。
軽い塩気のある豆にほんのり甘く柔らかいつぶあん。

豆大福の他にも充実したメニュー

目玉の豆大福の他にも魅力のメニューがたっぷり。
豆餅、茶饅頭、みたらし団子、かのこ、水ようかん、くず桜など。

※値段は2015.9月現在のものです。

  • みたらし団子   150円
  • 豆大福      160円
  • 豆餅       160円
  • 茶饅頭      160円
  • おはぎ(こしあん)170円
  • かのこ      170円
  • 水ようかん    170円
  • 葛桜       170円

以下の写真全部で、1210円でした。

『群林堂』お取り寄せ予約

豆大福といえば護国寺『群林堂』

群林堂の店舗情報

創業は1916年、大正時代から続く老舗。
東京では三大豆大福の1つとして知られています。

豆大福は15時頃には売り切れることも。
土曜日は生菓子売り切れで閉店となります。

日曜定休日

地下鉄有楽町線「護国寺」駅下車5番出口をでて
左に約50メートル、徒歩一分。講談社ビルの向かいです。

  • 都営バス「音羽二丁目」停留所から徒歩0~1分
  • 東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」徒歩7分
  • 東京メトロ丸の内線「茗荷谷駅」徒歩10分